-入社前と入社後で、セガおよび社会人に対するイメージは変わりましたか?

仲澤

私は『ボーダーブレイク』シリーズの2Dデザイナーとして採用していただいたのですが、"2D"というと、ゲーム中のUI(ユーザーインターフェース)の制作が中心だと思ってたんですね。でも蓋を開けてみたら、グッズやホームページのデザイン、動画制作なども担当させていただいて、3Dデザイン以外のことは、ほぼすべて手掛けたんじゃないかというくらい、幅広い経験をすることができました。想像していた以上の仕事を任せてもらえて、最初の1年間だけでも自分の成長を実感できましたね。

渡邊

私は、業務の幅の広さといいますか、プログラマーって指示されたプログラミングを単純に行うだけでなくて、自分の意思でかなり何でもできるな、という部分を実感しました。たとえば、筐体に付いているライトを光らせるときも、ただ光らせるプログラミングをするだけではなく、どのタイミングでどのライトを光らせるか、ということまでプログラマーが考えることが多いです。また、UIに関しても、場合によってはプログラマー側から仕様を提案する場合もあります。もちろん部署やタイトルによっては違いますけど、ゲームをより面白くするために自分の意思で、創意工夫できる幅がこんなにあるんだと思いましたね。

白鳥

そう、優秀なプログラマーがいると、一気に"できること"の幅が広がるんだよね。プログラマーから、「便利だし面白くなりそうだと思ったから、こういう仕様を入れておいたよ」なんて言われて、「おお、さすが!」と驚くことも多い。

仲澤

ほんとにプログラマーは、魔法使いか何かだと思う(笑)。

太田

そういう意味だと、僕も憧れのセガに入れたので、仕事がつまらないということはないなあ。小さい仕事でも最終的にはひとつのゲームに繋がっているんだな、と思うと何でも楽しくできる。

白鳥

うんうん、だよね!

太田

僕は、そもそもシステム設計担当として入社したので、業務内容は筐体の調整やケーブルなどの制作ぐらいかと思っていたんですよ。でも"チームでひとつのゲームを作る"となると、企画段階から意見を出すこともできるし、細かい筐体デザインもみんなで確認したりなど、本当にゲーム開発全体に関わることができる仕事だな、と思いました。また、先ほどの渡邊さんの話に近いんですけど、僕のプロダクト研究開発部も、"なんでも作りたいものは作れてしまう"というのが強みです。ですので、「こんなカタチのもの(筐体やシステム)を作ってみたけどどう?」という提案が他部署にできるのも面白い部分です。

渡邊

"プロ研(プロダクト研究開発部)"は、メカメカしいものがそこらじゅうに置いてあって面白い部署だよね。

仲澤

私も、筐体デザインの確認などで、"プロ研"を訪ねることがあるけど、あの部署の雰囲気はすごく好きでわくわくする。秘密基地みたいで。

太田

やっぱりものを作る場所だからね。バラック(筐体の動きだけを実装した試作の前段階)なんかは、アルミフレームをただ組み合わせたものみたいなところから始まったりするし、ある意味会社というよりも研究室や工場などに近いかも。

尾池

そう。みんなが話したとおり、セガは、仕事の幅が広い、そして能動性が強いというのは感じるよね。僕もセガに入るまで、サウンドクリエイターというのはまずゲームがあって、そこで「こういう曲が欲しい」、「こういう効果音が欲しい」と言われて、そこから制作するもんだと思っていたんですよ。でも、そうではなく、サウンド以外にもゲームを良くするために、他部署に対してもいろいろと意見を出すこともできるんですよね。入社して最初に先輩に言われたのが、「我々はサウンドクリエイターであるまえにゲームクリエイターだ」という言葉でした。

白鳥

うわ、かっこいいなぁ、そのフレーズ(笑)。

尾池

また仲澤さんの話にもあったように、意外と早いうちにいろいろな仕事を任せてもらえるのも嬉しい。僕も入社3年目にして、サウンドリーダーという責任ある仕事を任されています。そうだ、白鳥さんなんかもすごいですよね?

白鳥

なんで僕に話を振ってきた?(笑)

尾池

トーリ研究員(『新甲虫王者ムシキング』の広報および大会の司会担当)として入社2年目ぐらいから日本全国ガンガン回ってるじゃないですか。

白鳥

じゃあちょっとその話をさせてもらうと、『新甲虫王者ムシキング』がリリースされたのが僕がチームに配属されてすぐだったんだよね。過去の『ムシキング』にもそういった広報的な存在として"ネブ博士"がいたのですが、今回もそういう人がいたほうがいいね、と。そこで、チーム内で、年齢や虫の知識、ゲームについての知識なんかを考えた場合、「白鳥が最適だろう」となって。でも、「年齢が若いので"博士"という役職はまだ早い」ということで"研究員"になったという裏話があります(笑)。

一同

あははは! “博士”はまだ早かったんだ(笑)!