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ローリング内沢のセガ先輩のはなし

先進技術で時代を先取! たまに時代を先取りし過ぎてご愛敬!?
そんなセガを「先輩」に例え、愛をこめてローリング内沢が
自由な切り口で語る不定期連載コラム。

トップスペシャルコンテンツローリング内沢のセガ先輩のはなし 第27回

第27回
社内向け展示会
”SEGA RETRO ARCADE EXHIBITION”!

セガといえば大鳥居。大鳥居といえばセガである。

熱心なセガファンならご存じだとは思うが、京浜急行の大鳥居駅(東京都・大田区)は、”セガ先輩”(敬意を表してこう呼ぶ)の創業の地だ。

1960年(昭和35年)に、セガの前身である日本娯楽物産が設立されて以来、ずっと大鳥居に本社を構えてきた。

そんな大鳥居と縁の深い”セガ先輩”だが、なんと昨年(2018年)に本社機能を大崎ガーデンタワー(東京都・品川区)に移転。同時に、東京都内に分散しているグループ各社を順次、大崎に集約することになったのはすでにネットニュースなどでみなさんご承知のことだろう。

2018年中に、セガゲームスやアトラスなどは大崎に移転済み。そして、我らがセガ・インタラクティブも、部署ごとに順次引っ越しを行っており、まもなくすべて移転完了となる。

京浜急行の大鳥居駅。

大鳥居にある旧本社ビル・セガ羽田1号館が今後どうなってしまうかはまだわからないけれど、もしなくなってしまうのなら寂しい限り。

そこで、セガ・インタラクティブが引っ越してしまうまえに、ぜひ1号館を見ておきたいと思い(コラムネタにもなるかと思い)、昨年末(2018年12月)におじゃまさせていただいたのだ(もちろんセガ担当者に許可を得て!)。

セガ羽田1号館の入口。

1号館の入口をはいったエントランスホールで見かけたのは、なんと『スペースハリアー』(1985年)と『アフターバーナーII』(1987年)の筐体。しかもメンテナンスがしっかりしてあってきちんと遊べるのに驚き。これだけ美麗な筐体はなかなか見かけることはできない。

エントランスホールに並べられた『スペースハリアー』(左)と『アフターバーナーII』(右)。

よくよく話を聞くと、これはセガの社内向け展示会”SEGA RETRO ARCADE EXHIBITION”の一環として設置してあるそう。

展示会の担当者いわく、「アミューズメント機器は時間が経つにつれて壊れて捨てられてしまい、何もしなければ世の中から完全になくなってしまいます。そこで、アミューズメント機器に思い入れのある弊社社長(代表取締役社長CEOの杉野氏)のお考えもあり、自社製レトロアミューズメント機器の保存活動を行っています。

同時に、歴史のある大鳥居を離れ大崎に移転することもあり、移転までのあいだ1号館エントランスで、収集して補修を行った自社製アミューズメント機器を従業員や来訪者のみなさまに見て体感してもらうべく、2018年8月からこのような社内向け展示会を始めたんです」とのこと。

筐体の横に置かれたスクリーンでは過去の自社筐体の数々をスライドショーで紹介。

なお、展示筐体は1~2ヵ月ごとに入れ替えているそうで、これまで『DAN-BO』(1968年)、『GRANDPRIX』(1969年)、『トランキライザーガン』(1980年)、『TURBO』(1981年)といった筐体をプレイアブルで展示したそう(というか、どれも実際に動くなんてとても貴重!)。

もちろん、セガの社内向けの展示会なので(従業員と関係者以外の)一般の人は遊ぶことはできないのだけど、取材ということで特別にボクも遊ばせていただきました。

『スペースハリアー』で遊ぶ筆者。真横からみた筐体デザインもかっこいい!

『スペースハリアー』も『アフターバーナーII』もいろいろな家庭用ゲーム機に移植されているので、遊んだことがある人も多いと思うんですけど、オリジナルの筐体ならではのジョイスティックの操作感や、可動シートのアトラクション感は、移植版では味わえない楽しさでした。

『アフターバーナーII』で遊ぶ筆者。久しぶりに遊んだけど「こんなに動いたっけ」というほど前後左右に可動する。

さらに筐体のカタチや質感、さらに各所に描かれたイラストなど、プロダクトデザイン的な部分も貴重で、いまあらためて見直してみると、まさに美術品と言っていいほどの素晴らしい出来。

『スペースハリアー』のジョイスティック横に描かれた計器類。動きはしないが細部までこだわって作られてる。

とくに衝撃を受けたのは、『アフターバーナーII』の包み込まれるようなサウンド。筐体内で音が反射し、そしてそれが振動となり、身体に直接伝わってくるんです。まさにオリジナル筐体でしか味わえない魅力のひとつですよね。

なかなか見ることも少ない(であろう)『アフターバーナーII』の筐体前面に描かれたイラスト。

このように大事に保管・補修された名作タイトルたちが、セガ・インタラクティブの若いスタッフたちに展示というかたちで啓蒙され、そして先輩ゲームクリエイターたちのセガスピリットが受け継がれていくことに感慨深さを抱きました。

大鳥居から大崎に引越中の”セガ先輩”ですが、場所は変われど、モノ作りの精神は変わらないことでしょう。これからも大崎を拠点に、ボクらを楽しませてくれる作品を作り続けていってほしいと思います。微力ながら、引き続きボクも応援したいと思います!

文・ローリング内沢/2019年2月19日掲載

ローリング内沢

1970年、東京生まれ。ライター、編集者、ゲーム批評家。
ゲーム情報誌の編集者を経て、2000年4月よりフリーランスとして活動。
得意分野はゲーム、クラブミュージック、グラフィックデザインなど。
趣味が高じて、クラブDJとしても暗躍中。
イラスト:荒井清和

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