第二研究開発本部 副部長 吉野慎一

新しい"遊び場"をつくる! 吉野慎一

代表作

  • ネットワーク対戦麻雀『MJ』シリーズ
  • プロデューサー

昼休みには、社内にある麻雀卓で
スタッフ同士がガチで対局しています(笑)

-『MJ』シリーズの開発チームにはどのようなスタッフが集まっていますか?

開発時期によって増減はありますが、メンバーはだいたい30人前後です。『MJ』シリーズは今年で15年目を迎えますが、途中ディレクターが何回か交代した以外、コアメンバーはほぼ変わっていません。
麻雀好きが多く、社内には麻雀卓が置いてあり、昼休みにはスタッフ同士がガチで対局していることもあります。社外の知らない人から見れば、すごく異様な光景ですよね(笑)。実際に『MJ』の新たなゲームルールをリアル検証したり、デザイン周りや牌さばきの参考にすることもあります。
なかには、MJで初めて麻雀に接したスタッフもいますが、開発していくうちに麻雀の魅力にはまっていっていますね。

-吉野さんから見て、第二研究開発本部(AM2研)はどのような部署でしょうか?

「面白いものならば、なんでもチャレンジしよう!」というフランクな感じの部署ですね。本部長の片岡(洋)を中心に、「みんながワクワクするような、そんなゲームを作ろう!」という空気があります。ただ、逆に言えば、面白くない企画は舞台にも上がれない厳しさがありますけど。
そして"AM2研"の伝統でもあるのですが、グラフィックやゲームの質に関しては絶対に妥協しません。最初はワイワイと楽しみながら開発がスタートするのですが、完成に近づくにつれ、細かいチェックが厳しくなります。手前味噌ですが、だからこそ長年クオリティの高い作品を送り出すことができているのかな、と思いますね。

-『MJ』シリーズは、セガのなかでもいち早く、スマートフォンやPCなどのマルチデバイス展開を手掛けましたがそのきっかけは?

麻雀ゲームの基本思想として、「いつでもどこでも遊びたい」というニーズがあると感じていました。
ビデオゲームだけの展開ですと、近くにゲームセンターがなかったり、またそもそもゲームセンターに行く習慣がない方々は、『MJ』シリーズに触れるきっかけさえ持てません。
そこで、プレイ人口を広げるという意味でも、マルチデバイス展開を始めることにしたんです。とはいえ、どのような内容・切り口にすれば、スマホで遊ぶお客さまのニーズに合うのかを考えるのはとても大変でした。
現在、スマホ版の『セガNET麻雀 MJ』には無料部分と有料部分の両方があり、イベントや段位戦などは有料になりますが、単なる対戦であれば無料で楽しむことができます。
また、無料部分で遊んだ成績によってもらえるチップを有料部分で使えるようにするなど、相互性を持たせています。このように、スマホの遊ぶお客さまのニーズに合わせたシステムになっています。

-スマホ版をリリースすることでアーケード版のユーザーが減ってしまうのでは、という声もあったのではないでしょうか?

もちろん、そういった意見もありました。しかし、実際にスマホ版をリリースした後、アーケード版のユーザーが大きく減ってしまうということはありませんでした。
むしろ、かつてアーケード版『MJ』をプレイしていたお客さまが、スマホ版『MJ』をきっかけに久しぶりにアーケード版に戻ってきてくださるという現象が起きています。
ゲームセンター、スマホ、PCとそれぞれ、お客さまの状況や好みにマッチした場所でプレイしていただければうれしいですよね。
アーケード版とスマホ版の住み分けもできていますし、マルチデバイス展開を通じて『MJ』に接する機会が増えたということで、相乗効果が出ているのではないかと感じています。

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