-ゲームプランナーにとっては必要なスキルとは?

辻崎

入社後、必要だなと思ったスキルというか姿勢のひとつは、「一般的な視点を持つ」ということでしょうか。ゲーム初心者でも楽しめるゲームであるか、という視点を持っていないと、コア向けすぎるゲームになってしまいますから。

佐久間

「初心者お断り!」みたいな内容になってしまうのは良くないですよね。

辻崎

わかりやすいフォローができる、チュートリアルで伝えたい部分が明確に見える、といったスキルはプランナーには必要です。

松本

そう。でも、ゲームに毎日携わっている僕らからすると、ゲーム初心者の気持ちになるのは本当に難しいんですよね。

辻崎

時間をかければコアゲーマーにはなれますけど、ゲーム初心者の気持ちに戻るのはなかなかできませんからね。

佐久間

入社当時、『三国志大戦』や『Wonderland Wars』を手掛けた大原(徹)さんの話を聞いて印象に残っているのが、「俺はゲームが下手で良かった」という言葉です。
「自分はゲームが下手だから、できない人の気持ちがすごく分かる、だからそのような人でも遊べるようにゲームをつくっている」と。それはすごく大事なことだな、と思います。

松本

ある程度、ほかのゲームのノウハウを流用できるとはいえ、最初は誰でも初心者だからね。

佐久間

とくにアーケードゲームは1プレイごとにお金がかかりますから、「もう1回100円を入れるか?」となったときに、「もういいかな」と思われてしまう可能性もあります。

松本

それはスマホゲームにも通ずるところがあるよね。無料でダウンロードした後、ちょっと触ってつまらないと思ったら、すぐにアンインストールするものね。

-そうやって、いろいろなことを考えるのがプランナーなんですね

松本

そうですね。いろんなことを考えて、それを「覚悟」をもってかたちにしていくのがプランナーかもしれません。
「僕のほうが面白いこと考えているのに」と“思うだけ”でなく、それを口に出したりノートに書き出したりかたちにして、「これが自分の考える面白いことだ!」と世の中に出していく覚悟が、必要なんだと思います。