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ゲームセンターでスカウトされて
入社しました!

―『三国志大戦』にハマった理由は?

このゲームにハマった一番の理由は、ゲームの内容が直感的で、なおかつ私が好きな1対1の対人戦だったから。また、ネットワーク対戦は当時としてはめずらしく、ひとりでゲームセンターに行っても、気軽にどこかの誰かと、対人戦を味わえるのも楽しかったです。加え、ゲームセンターに通っているうちに友だちができまして、『三国志大戦』プレイヤーのコミュニティーに参加するようになりました。
『三国志大戦』はオンラインゲームということもあり、地方に行っても自分のことを知ってくれている人がいるんですよね。いま思うとそのようなコミュニケーションが楽しかったんだと思います。
はじめは『三国志大戦』目当てにゲームセンターに通っていたのですが、途中から"ゲームセンターという場"そのものに魅力を感じるようになりました。正確には"ゲームセンターのコミュニティー"ですね。

極端な例えをすると、対戦で負けた時に台を殴ってしまう、そしてそれを周りがまあまあ、と諭すようなこともコミュニケーションのひとつだと思いますし、そのようなことも含めて"ゲームセンターのコミュニティー"を大事にしていきたいと思っています。故障の原因にもなるので台は殴らないでほしいですが(笑)

―『三国志大戦』にハマって、それが"セガへの入社"にどのように繋がるのですか?

「むっく」というプレイヤーネームで、『三国志大戦』のさまざまな大会に参加していたのですが、そこで関係者の方を通じてお誘いを受けて、まずアルバイトとして『三国志大戦』の開発に協力することになったんです。
ちなみに『三国志大戦』は、クルマが買えるくらいの額はプレイしていましたし(笑)、公式全国大会決勝の出場経験もありました。
ですから、たぶんそのプレイヤーとしての腕を買われてスカウトされたんだと思います。


―『三国志大戦』の開発スタッフからスカウトされた時はどんな気持ちでしたか?

当時は、仕事を辞めたばかりで求職中の身だったこともあり、とても嬉しかったです。しかも、自分の趣味を活かせる仕事じゃないですか。また、『三国志大戦』というゲームをもっと"流行らせたい"、"広めたい"という気持ちがありましたので、「それも実現できる」とも思いました。

― セガに入社した印象は?

『三国志大戦』の開発はもちろんですが、『戦国大戦』のプロジェクトでは立ち上げから参加させていただき、仕事はとても楽しかったです。ただ、"ゲームセンターの仲間"にはセガに入社したことを伝えていませんでした。
当時はコアプレイヤーから開発チームに入るということが私以外にいなかったので、どうすればいいかがわからなかったので。ですので、秘密にしていたことに対しては友人を騙しているようで、さまざまな心の葛藤もありましたね。


大久保大介[後篇]